bondavi の始まり

そう遠くない昔、一人の凡人がいました。

凡人は大学卒業後、「なんかクリエイティブで楽しそうだから」という浅はかな理由で、広告代理店に入社しました。

しかし、その選択は凡人を苦しめます。

広告代理店は資本主義。
お金にならなければ、たとえどんなに人々のためになる活動であっても認められません。
(注) 広告代理店にも人格者はいて、あえてその環境の中で高い志を貫いていたりします。

彼は善人ではありませんでしたが、「お金が全てだ」と言えるほど非情にもなりきれないのでした。

凡人にも、中途半端な良心が存在したのです。

技術を利益以外のために

凡人は中途半端な良心に従い、趣味のアプリ開発で「お金にならなくても人の役に立つ活動」をすることにしました。

その時、ただアプリを作るのではなく、広告代理店で学んだ「データ分析」を活かそうと考えます。
「行動データに基いて人の心理を理解する」というその技術は、凡人が持つ唯一の武器のようなものでした。

そして開発したのが、三日坊主を克服するアプリ「継続する技術」。
「データ分析」の技術を初めて利益以外のために、------ 三日坊主の心理を理解するために ------ 使うことにしました。

ユーザーの声、響く

最初は誰にも相手にされませんでしたが、やがて App Store に一つのコメントが投稿されます。

「三日坊主を本当に救ってくれた」

それは、初めて活動が実を結んだことを示していました。

凡人は喜び、より一層の改善に励みます。
ユーザーの声は一件、また一件と増え、数十、数百と大きくなっていきました。
「このアプリを作ってくれてありがとう」という感謝や「何か役に立てることはないか」という善意が繰り返し寄せられます。
その一つ一つが、凡人に響きました。
「これこそがまさに、広告代理店でできなかった『お金にならなくても人の役に立つこと』だ」

その実感はやがて「この活動を中心に生きていきたい」という気持ちを生み、繰り返し届くユーザーの声は、日増しに気持ちを強めていきました。

そしてある日、凡人は決意します。
彼は広告代理店を退社し、アプリ開発会社 bondavi を立ち上げたのです。

ユーザーの声は、一人の小粒な人間を動かしたのでした。

bondavi のこれから

その後、「継続する技術」 の利用者は数十万人に増えました。
新たなアプリも開発し、一緒に仕事をしてくれる仲間も加入しました。

「広告を貼らない」「有料にもしない」という方針によっていまだに利益はありませんが、bondavi が方針を変えることはありません。
bondavi の始まり、そして活動の目的は、「お金にならなくても人の役に立つ」という凡人なりの良心にあるからです。
また、それを色んな人に言ってしまって、引くに引けない状況になってしまったからです。

これからも bondavi は中途半端な良心とユーザーの声を頼りに、活動を続けていきます。