イケてる足し算で後輩社員にモテモテ大作戦

大学生の頃、私が所属していた研究室の先生は、いつも実用性のない数学の研究ばかりしようとしていた。
研究室は工学部に属していたので、実益のある技術を生み出すのが研究室の使命だと思っていた。
疑問に思った私は先生に尋ねた。

「何故、先生は役の立たない研究をするんですか?」

数式で埋め尽くされた論文から顔を上げ、先生は答えた。

「俺たちがやろうとしているのは、ただ計算ができればいいなんていう下世話なものじゃない。俺たちは今、文化を作ろうとしているんだ」

先生が何を言っているのか、私にはよく分からなかった。

しかし、先生の言葉は私の心に確かな感覚を残した。

よく分かんないけど、なんかすっごいカッコイイ。

俺もカッコイイ感じになりたい

状況を整理してみた。

  • 私も先生のようなカッコイイ感じになりたい。
  • だが、先生みたいに難しい数学とかは分からない。
  • しかも、あんまり努力もしたくない。
  • それでも、カッコイイ感じになりたいという想いは変わらない。

 

答えを導いた。

  • あんまり難しいことはせず、すごく高尚なことをしている感じになる何かを作る。

ビジョン

私の掲げるビジョンはこうだ。

デスクで仕事をしている私のそばを、かわいい後輩社員が通りかかる。(今年私が働いている会社に入社する新卒は女性ばかりらしい。ふふふふふ)

その時私は、あんまり難しいことはやっていないが、画面上はすごく難しそうなことをやってる感じになってる。

で、こうなる。

戸田さんっていつも難しそうなことやってますよねー。すごーい。


難しくなんかないよ。でも、ただ計算ができればいいなんてものじゃないから、少し複雑に見えちゃうのかもしれないね。


え? 計算って簡単にできた方が良くないですか?


まあ、普通に考えたらそうかもしれないけど、俺がやろうとしているのはそういうものじゃないんだ。俺は今、文化を作ろうとしているんだ。


きゃー! かっこいー!!


いや、これくらい普通でしょ。


あの・・・


ん?


・・・私と、二人の文化、作っていきませんか?


・・・え?


 

 

うん。素晴らしいビジョンだ。

作ったもの

結論から言うと、「なんか難しそうな感じで足し算をするプログラム」を書いた。

何故足し算か

  • 仕事で使うべき必然性があるので、オフィスライフに自然に取り込むことが可能。(かけ算とわり算はできないので、そこは電卓でカバー)
  • 難しいことはやっていないので、処理中に後輩に話しかけられても心理的余裕を保つことが可能。

どういうものか

  1. 足し算をする数を入力。(何個でも OK)
  2. このプログラムに迷い込んだ数字たちに、彼ら自身の別の姿を見せてあげる。(2進数、8進数、10進数、12進数、16進数に変換)
  3. 2をたくさん繰り返す。(繰り返し数が少ないとすぐ処理が終わってしまい、後輩に見せることができない一方で、繰り返しすぎると答えが出なくて困るので、適切な繰り返し数にする)
  4. 2とは関係なく、普通に足し算の結果を表示する。

こういう感じで動く

反省

現状の課題

難しそうに見せる部分の設計が甘いため、以下の課題が発生している。

  • ビジュアル的に少し単調。
  • ちょっとプログラミングに詳しい後輩だったら、「え? 何この無駄な処理。だせえ」ってなる。

今後の展望

ちょっとやそっとじゃ分かんない感じにする。

なんかこういうやつ。(これで足し算は厳しそうなので、他の実用的な何かを考える必要がある)

カッコイイ感じのプログラム

 

良いアイデアがある方は是非教えてください。

無駄に難しい数学とか、あんまり役に立たなさそうなエッジの効いた技術を駆使していけたら素敵だと思います。

参考書籍